【購入レビュー】UMLモデリングのエッセンス(マーティン・ファウラー)

こんにちは。最近、『UMLモデリングのエッセンス』(マーティン・ファウラー 第1版1999)を買いました。


UMLそのものは2000年ごろに勉強しましたので すこし今更感もありますが…。

当時、オブジェクト指向の設計について、 なんとなくわかった気になるのですが、 実際の小規模の開発ではあまり利点を感じませんでした。

振り返ってみると私は細かい設計が苦手で、具体的なコードを書きながら問題を理解するタイプのようです。

今考えると、そもそも手続き指向でもフローチャートを書く習慣がなかったので、自分にはあまりピンとこなかったのかもしれません。UMLって(手続き指向における)フローチャートのオブジェクト指向バージョンなのかもしれません。

出来上がったクラス図などは見栄えがいいと思うのですが、自分が書くとなるとコードの変更に合わせて最新の状態に保つ、というのが面倒でした。

なので、手書きやホワイトボードで 説明するときにそれっぽく書く方法に落ち着きました。

マーティン・フ ァウラーならでは

そんなUMLの印象なのですか、有名な『リファクタリング』の著者である マーティン・ファウラーの本ということで手に取ってみました。

簡潔で抽象的な文章で、そもそもの本質から書かれています。ザッと見た印象は論文集という感じです。

以前、読んだいくつかのUML本は日本人著者による紹介本だったので、メソッド中心でしたので、 まさに本質、エッセンスは新鮮です。

とはいえ、文章は簡潔で短いけれど、自分の頭でよく噛んで理解していきたい本です。