投資家はBitcoinの価値をどう評価するか? バフェットの場合 value-producing asset

こんにちは。ビットコイン全体の維持コストって、どれぐらいかかっているんでしょうね。




著名な投資家であるウォレン・バフェット(Warren Buffett)が、ビットコインの評価について言及しています。
"People get excited from big price movements, and Wall Street accommodates. You can’t value Bitcoin because it’s not a value-producing asset."
in Omaha, Nebraska in early October 2017
Billionaire Investor Warren Buffett Says Leading Cryptocurrency Bitcoin in ‘Bubble’ Territory
「人々は大きな価格変動に熱狂し、金融業界も受け入れている。しかし、ビットコインは価値を生産する資産ではないので、だれも評価できない」
「value-producing asset」という観点がいかにも「投資家」バフェットらしい。

ビットコインはデジタルゴールドたりえるか?

投資の基本は価値を生産するかどうかです。
それに対して、投機の基本は希少価値が高まるかどうかなのです。

「金持ち父さん」でも書かれているように、ある所有物が資産か負債かを判断する際に、それを持ち続けると資産が増えるか、それとも減るのか、という視点があります。

そう考えると、Bitcoinは維持するためにつねに大量の電力を消費し続けなければなりません。

それは、マイナーが直接的には支払い、ユーザーは取引の際に手数料の形で間接的に支払います。

保有するだけなら手数料は必要ありませんが、支払う時点でBitcoinのエコシステムが機能してないとなりません。

つまりBitcoinに限りませんが、暗号通貨はシステム全体で見ると、常に価値が流出していくわけです。

金は長期保存ができますが、Bitcoinには保有コストがある、という点ではたしてデジタルゴールドになれるのか、興味深いところです。