【購入レビュー】もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海)


こんにちは。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海)」(もしドラ)はベストセラーにもなり、ご存知の方も多いと思います。



なんと2009年の発行なので、だいぶ今さらですね。

今回、この本を手に取ったのは、「そもそもマネージャーってどんな仕事なのだろうか」
という疑問があったからです。

「ビジネスでのマネージャーと部活動でのマネージャー、どうして同じ役職名なのだろう」というシンプルな疑問です。

マネージャー(Manager)は、「管理者」ということになります。

管理職とか、幹部とかリーダーとか。

管理っと一言でいってもわかったような、わからないような。

今は、少し俯瞰して考えてみると、「組織」「部下」「計画」というのは違った角度で見ているだけで、結局は同じものなんじゃないかな、と思っています。

ケーススタディとしての小説

さて、この本は「青春小説」です。

しかし、考えてみると本来、小説はケーススタディなのかもしれません。

小説としてデフォルメはありますが、出てくる場面は、実際の会社組織でも「あるある」とうなづけるものです。

この本がベストセラーになったのは成功者の言葉で結論を言われるより


登場人物とともに、悩みながらもその成長を追体験したい、という


読者が多かったのでは、と思います。

話題性だけで読み捨ててしまうのはもったいない。

ぜひ、あらためて手に取ってみてください。