「排除」と「生殺し」~リーダーの決断のしかたが組織を決める

こんにちは。人の生活に関しては特に、その決断を遅らせる「生殺し」って罪ですね。

最近の政党のニュースを見ながらリーダーのあり方について、考えさせられています。



しかし、これは企業合併でも、よくある光景なんですよね。

最初は「みんな雇用する」といいながら、いろいろ詰めていくと、ポストは半分になったり、異動があったりとどんどん話が変わっていく。

ニュースで議員が右往左往する姿を浅ましいなと思いつつも、身の回りに照らして不愉快な記憶を思い出すという方もわりとおられるのではないでしょうか。

部下が安心して力を出せる環境を作る

最近、リーダーとして何をすればよいか迷って、『頑固な羊の動かし方』(ケヴィン・レーマンら)という本を読みました。

人のことを「羊」だと思っているのか、と怒られそうですが、原題は「羊飼いのやり方」で、このタイトルの方が内容に合っているかもしれません。

つまり、羊飼いの自分の群れを守る方法に例えながら、組織運営について7つのポイントを説明しています。

その羊飼いの知恵の4つ目に「安心できる牧草地をつくる 部下が力を出せる環境をつくる」という項目があります。
  • 情報は隠さず、きちんと伝える
  • チームを誤った方向に導くものは、早めに排除する
  • 仕事をローテーションさせ、チャンスを均等に与える
  • つねに自分の姿を示して、彼らを安心させる
  • 問題は放っておかずに、すぐに対処する
大きな仕事をする大きなチームを作るためには、リーダーは広く仲間を集めるだけでなく「チームにメンテナンスする」という姿勢が大切ですね。