効率性を追い求めてもきりがない
効率性は相対的な価値です。なので、競争しているとあっという間に価値が下がってしまうのです。
どの企業も効率化を進めていくからです。
だからこそ、他の企業との違いを打ち出して、自分の縄張りを選択していくことが戦略になります。
科学的なマーケティング手法の内包する限界
そんな中、マーケティングという技術の限界について述べているツイートが興味深かったので紹介します。科学は「再現性」を求めるものですが、経営では「再現できるものでは困る」ということです。マーケティングとは、論理的なことでした。— 藤村正宏 (@exmascott) 2018年11月7日
だから体系化することを、論理的であること、再現性のあることを目指してきた。
でも、みんな論理的に考え、論理的に経営していたら、みんな似たような企業になるのは明らかです。
それに気づいたのが2001年くらい。#エクスマ同窓会
どの企業もマーケティング理論に基づくことをそのまま実行してしまうと、結局同じようなことに取り組んでしまうものです。
戦争でも経営でも、定石にしたがうと大負けはしないが、大勝もできないんですよね。
相手の裏をかく、というか、相手の意表を突く、そんなモノが受けるんです。
本当に必要なのは顧客の心に訴えかけるモノで、人それぞれ違う心だからこそ、やりようがあるのです。
目の前の人びとに答えがあるはずです。