みんな論理的に経営したら、みんな似たような企業になる ~再現性の限界

こんにちは。経営戦略の教科書に書いてあることは、効率性だけを追い求めると、どの企業も同じように疲弊していく、ということです。




効率性を追い求めてもきりがない

効率性は相対的な価値です。

なので、競争しているとあっという間に価値が下がってしまうのです。

どの企業も効率化を進めていくからです。

だからこそ、他の企業との違いを打ち出して、自分の縄張りを選択していくことが戦略になります。

科学的なマーケティング手法の内包する限界

そんな中、マーケティングという技術の限界について述べているツイートが興味深かったので紹介します。

科学は「再現性」を求めるものですが、経営では「再現できるものでは困る」ということです。

どの企業もマーケティング理論に基づくことをそのまま実行してしまうと、結局同じようなことに取り組んでしまうものです。

戦争でも経営でも、定石にしたがうと大負けはしないが、大勝もできないんですよね。

相手の裏をかく、というか、相手の意表を突く、そんなモノが受けるんです。

本当に必要なのは顧客の心に訴えかけるモノで、人それぞれ違う心だからこそ、やりようがあるのです。

目の前の人びとに答えがあるはずです。