防災情報のUIを考える ~ 集計マップ

こんにちは。ここ3日ほどの大雨で連日テレビでは防災情報がながれていますね。



テレビ報道では、VTRを使って災害被害状況を伝えていますが、実際に近くで危機が迫っているときには本当に必要な情報がなかなかわからないな、と思いました。

テレビを見ながら知りたかった情報を整理してみると、まず第一は河川の氾濫・土砂崩れ、浸水の地理的な拡がりです。

しかし、放送のなかでは、順番に被害の大きな地域の映像と被害状況をレポートすることと、公的な警報・避難勧告などの発令されている地名を列挙するので手いっぱいなようでした。



もちろん、災害発生中に情報を整理することの難しさはわかります。

しかし、地点ごと個別の映像と、テロップによる警報発令地域の地名ではなかなか頭の中に全体像がわかりません。

地理的な被害のまとめがわかると、それぞれの視聴者の判断に役立つのではないでしょうか。

たとえば、報道している箇所を一覧にするだけでも、災害範囲がわかります。



もちろん映像がある箇所は恣意的なものなので、誤った情報になるリスクがあるかもしれませんが、場所を選ぶのに際して放送局としてニュース価値があることを総合的に判断している場所なはずです。

それ自体が有益な情報ですので、ぜひリスクをとって自動的に集計化できるシステムを作れないかと思います。



「信長の野望 天翔記」の災害情報画面。

そう考えると、シミュレーションゲームのUIはよく考えられていますよね。