任せてくれる上司の方がよっぽど手強い

こんにちは。行動力がないっていう悩みの人はおおくないですか?



自分もいろいろ考えたり発想はするんですが、行動力がないタイプだと思います。

なかなか一歩が踏み出せないことは、学生のころからの悩みかもしれません。

だからこそ、これまで自分の背中を押してくれた人にはとても感謝です。

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逆に、せっかくいいアイディアが思いついて提案しても、相手にあれこれ問題点を指摘されるケースも多いですよね。

批判ばかりにあうと、なんかモチベーションが下がります。

でも、最近思うのは一番「厄介」なのは「やってみないとわからないので、思いっきりやってみなさい」と言われてしまうことです。

アイディアの段階は気軽に何でも言えるので、ある意味反対で潰される方が楽なんですよね。

「うまくいったかもしれない」ですむからです。

これを実際に任されてアイディアを実現しようとすると大変です。

自分の言ったことでやりがいがある分、結果にこだわります。

よっぽど力を出さないといけません。

部下からすると口うるさい上司より、任せてくれる上司の方がよっぽど手強いのかもしれないです。

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うまいリーダーはこういう任せ方が上手です。

リーダーは部下のアイディアに細かい難癖をつける必要が全くないことに気づきます。

他人が事前に指摘できるような問題点なんて、実現しようとするプロセスで本人が必ず直面します。

アイデアはやり始めているからこそ、解決策を必死で考えるものです。

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対してリーダーの仕事はなんでしょう。

それは、人、モノ、金のリソース管理です。

リーダーはリソース管理だけをしっかりしていればよいのです。

アイディア実現が戦術レベルであるのに対して、リソース管理が戦略レベルの仕事です。

リソース管理というと難しそうなイメージもあるかもしれませんが、はじめて「リソース管理」を意識したのは実はRPGの「ウィザードリィ」です。



「パーティの残りHPを考えながら、ダンジョンを進むか戻るか」という選択は、まさにリソース管理です。

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最近目にした言葉に「成長に必要なものは責任」というものがあります。

成長に必要なものは責任である あらゆるものがそこからはじまる 
大切なのは肩書ではなく責任である 
責任をもつということは、仕事にふさわしく成長したといえるところまで真剣に仕事に取り組むことである 
責任に焦点を合わせるとき、人は自らについてより大きな見方をするようになる
ドラッカー

任す・任される関係が、成長の土台なんだな、と実感しました。