一つは「パーソナリティ・ホイール」という本で、もう一つは「エニアグラム」という本です。
これまで、性格分析についてはいろいろな本を読んだのですが、特に「パーソナリティ・ホイール」は面白い本だと思います。
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「パーソナリティ・ホイール」が他の性格分析の本と一番違うのは、「人には性格・人格がいくつもある」という前提で書かれていることです。
目の前にいる人に合わせて、人格あるいは役割が切り替わっているということが明確に書かれています。
これはとっても目から鱗が落ちる思いでした。
確かに「あの人が目の前にいるとどうしても嫌な気持ちになってしまう」とか、「自分らしく振る舞えない」って思うことありますよね。
それはその人との過去とのやり取りの記憶があるからで、簡単には「なりたい自分になれるわけではない」ですよね。
無意識ともいえるし、自動的に作動する脳の回路があるんだと思います。
自分が自分の思い通りにならない、目の前にいる他者から思った以上に大きな影響を受けている、ということを自覚できるので、うまくいかなくても諦められます。
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もう一つの「エニアグラム」は、以前も少し書いたことがあります。
「エニアグラム」は9角形を意味していて、人の性格はいくつかの根底になる渇望によって作られるということです。
渇望の種類によって、いろんな性格があるし、人によって悩みが違うということに気づくことができます。