mBotでの子どものロボットプログラミング教育の意味 ~ ソフトウェアを通してハードウェアを知る

こんにちは。さんざん仕事が忙しいとかいいながら、休日はちゃっかりRaspberry Piにはまっていました。ふだん触るパソコンがLEDがつながるって、おもしろすぎます。


Raspberry Piはシングルボードコンピュータ


「シングルボードコンピューターは、単にOSが動くというだけでなく、SoCが持つGPIO(General Purpose Input/Output)やI2C(Inter-Integrated Circuit)、SPI(Serial Peripheral Interface)といったインターフェースにセンサーや自作の機器を接続して制御できます」 
ASCII.jp:ラズパイ互換の40ピンヘッダーも使える!! 超小型PCボード「UP Board」を大紹介!! (1/5)


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mBotでロボットプログラミングをしてみた


実は、私がこの電子工作の分野に興味を持ったのは、小学生向けのロボットプログラミングの流行がきっかけです。

ロボットプログラミングのキット・教材って、いくつかあるんですけれど、その中でmbotというキットを勉強してみたんです。


ロボットに本を読ませている様子です。
子どもは本当にいろいろな使い方をしますね。

実際に買ってみて、組み立てたり、公式のテキストを読んでみたりしました。


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ロボットプログラミング教育はほんとうに意味がある?


はじめは「ロボットプログラミング」といっても半信半疑。
子どもに本当に必要なの?と思っていました。

プログラムによってロボットを右に左に動かしたとしても、それを日常でどう使うのでしょう。

お掃除ロボットのルンバぐらいしか思いつきません。

実際、どう生活に活用するのかよく分かりませんでした。

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ロボットの部品はプログラム次第でどんな用途にも使える


ところが、公式テキストのセンサーの使い方について読んだ時に、がらっと見方が変わりました。

mbotにはいくつかセンサーがあって、サンプルプログラムでも、「目の前に壁があったら方向を変える」、というようにロボットを動かしています。

この壁の検知に使う赤外線センサーは、壁との距離を数値として検出していて、scratchのプログラムで変数の値として使うことができるのです。

距離の時間変化をBluetoothで接続しているパソコン上にグラフをプロットすることができます。

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ロボットをセンサーと動力の組み合わせとしてみる


そうなってくると、ロボットとしてではなく、Bluetoothでつながったセンサーとして使うことができます。

ロボットって、ボディがあって、モーターがあります。
だから、ロボットに見えます。

でも、この機械を「無線でパソコンに接続されたセンサー」と考えると、また全然違った使い方ができます。

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ロボットプログラミングはパラダイムを転換する


この見え方の変わり方が、とても面白い体験なのです。

日常に見えるいろんな電子機器が、部品の集まりに見えてきます。
使わなくなったパソコンなどを分解して遊ぶ楽しみが生まれました。

部品の組み合わせ方を変えることで、違った使い道ができそうです。

RaspberryPiなどのコンピュータは、そういったいろいろな電子部品に新たな役割を与えることができるのです。

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まとめ:大人にもロボットプログラミングは面白そう

「子供向けのプログラミング教育」ということを初めて聞いた時には、果たして必要なのかと疑問に思っていました。

でも今は「これって面白いかもしれないな」と思います。

ぜひ、あなたも体験をしてみて下さい。
ちょっと視点が拡がって面白いですよ