ミニマリストのデジタル時代の幸福論 〜 佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

佐々木典士さんの『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』を読んで、これまでの「ミニマリスト」に対するイメージが変わりました。


これまで「ミニマリスト」って、「にわかベジタリアン(伝統的なベジタリアンは意図していません)」とか「にわか自然崇拝」みたいな、わりと極端な価値観なのかな、と思っていました。




実際に、やや病的な印象のある極端な部屋の例もあるのですが、(これは自分自身がモノに毒されているのかも)考え方自体はとても納得がいくものでした。

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ミニマリストの重視するモノの豊かさより心の豊かさ

「モノの豊かさから心の豊かさ」という潮流の一つの現れで、「シンプリシティの法則」とか「デジタル デトックス」とも共通するところがあります。

特に、なるほどと思ったのが、モノは部屋にあるだけでいろんなメッセージを発している、ということでした。

現代は一日動けば、目にする雑音の情報は多いので、身の回りをサッパリしておくことが心の余裕につながります。

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ミニマリズムは捨てるモノより残すモノが大事

もう一つの大事なことは、不要なモノを捨てた上で、自分の幸せにとって本当に大切なものを見出すということです。

何を残すかということに「その人らしさ」が出てきます。

デジタル時代、情報社会での幸福論、ぜひ手に取ってみてください。