こんにちは。スマホが誕生して約10年、いろんなガジェットがスマホに置換えられて消えていきました。
現在、スマホのOSといえば、iOSとAndroidにほぼ固定化されました。Android、iOSが覇権を握ったその理由を振り返ってみます。
Tizen(Firefoxベース)とかWindows Phoneなどの三番手は、今のところ日の目を見ていないようです。
2番手のAndroidの普及の秘訣は、既存のLinuxを利用していち早く形にして、世に出したことと、サードパーティを端末開発に巻き込んだことです。
マイクロソフトは、自前のWindowsとの整合性の調整に結局この10年を費やしたように見えます。
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アップルはiPhoneを「発明」したリードを今もキープしているようです。ただ、最近はOS,ハードの一貫生産に拘り、ブランドと多様性の間(ユーザーの多様なニーズの取り込み)で揺れています。
iPhoneの歩みを振り返ると、それは人々の身の回り品の置換えだったことに気づきます。
iPodでは携帯音楽プレーヤー、万歩計、iPhoneではさらに携帯電話、icレコーダー、カメラ、手帳、携帯ゲーム機などが一つの端末に集約されました。
「アプリ」です。
それに加えて、「手のひらに納まるweb端末」が普及したことは革新的でした。
その後のiPadは不完全ながらもTVやネット端末、紙の資料の置換えに挑戦しています。
AppleWatchは、今ひとつ置換えたものがあるか疑問なところですが、時計を置換えられる電源と反応を獲得した時に変化が起きるのかもしれません。
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この10年でカバンの中身が大きく変わりました。次にカバンから消えるのは何なのでしょう。
2008年まではOS X iPhoneという名前だったが、2009年にiPhone OS、2010年6月からは現在のiOSという名称が使われている。
iOSは、macOSをタッチパネルの携帯機器に最適化した形で再構成したもので、Darwinカーネル(XNU)の上に、Cocoaベースのアプリケーションフレームワークが載っている構成はmacOSと共通する。