ギャンブル性
今はゲームアプリなどでも「ガチャ」はありますが、今回はおもちゃのガチャの話です。ガチャという販売方法の面白いところは、狙ったモノが出ない確率が約9割ということです。
中身が決してわるいものではなくても、ガチャの中にある小さな紙には全部のリストがありますので、入っていたものとは別に、「次はこれがほしい」と必ず思う仕掛けがあります。
つまり、お金を支払っても、満足で買い物が終了しないんですよね。
Over promise, under deliverの成功例
普通の商売だと、「顧客満足」を目標にします。「Under promise, over deliver」という言葉をさいきん知ったのですが、通常は「期待値は小さいけれど、満足は大きい」ものの方が継続につながります。
おもちゃを購入する場合も、予算の中からほしいものを吟味して買うので、買ったら満足して帰ります。サロンの運営にあたっては「Under promise, over deliver」することが必要。しかし彼らがやっていることは先ず大風呂敷をひろげて「Over promise, under deliver」…だから顧客離反率が高い— 広瀬隆雄 (@hirosetakao) 2019年1月12日
逆に、「Over promise, under deliver」(宣伝に惹かれたけれど期待外れ)というモノ・サービスからは顧客が離れていくものです。
でもガチャでは違います。
ほとんどの場合、ねらったものは出てくれません。
「まあまあいいけど、一番欲しいものではない」というモノになります。
しかし、ここにあるのが確率への納得です。
てはじめから欲しいものが当たらない可能性を納得してチャレンジしているから、不満感が再購入に向かうんですね。
お金を使い果たした娘が、じぶんの不満感と格闘してました(*^_^*)