おさがりスマホが毀損する市場 ~ 買換え奨励モデル

こんにちは。最近、人から使わなくなったスマホやタブレットをもらったけれども、よく使い方がわからないという声をよく聞きます。



このような「おさがりスマホ」を使っているというのは、特に中高年の方に多いです。

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スマートフォンやタブレットの買い替えサイクルはおおよそ2年から3年です。

以前は私も買い替え後の古いスマートフォンを予備として自分で持っていたのですが、結局あんまり使わないんですよね。

初代のiphoneが発売されたのが2007年のことですから、スマホも10周年。

この間に3台、4台と買い替えている方も多いのではないでしょうか。

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そうなると余った古いスマートフォンやタブレットが、これまでスマートフォンやタブレットを使っていない世代にどんどん流入してきます。

ただこういったスマートフォンやタブレットは、反応が遅いだけでなくバッテリーの持ちも悪いです。

当たり前ですが、使えないからこそ譲っているので、初めてスマートフォンを持つようになった方が、こういった性能の低いもので始めるケースが増えてきているといえます。

この世代の方の家電の常識からすれば、5年10年は使いたいと思うものです。

電源が入れば、なかなか買い替えはしにくいです。

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すると、いきおい「スマートフォンは使いにくい」という結論になる場合も多いのではないでしょうか?

タブレットが出始めの頃に低品質なタブレット(いわゆる中華タブレット)が市場を席巻したことがあります。

見た目だけで、ネットを見るにももたもたする端末で、使いにくかったのを思い出します。

「おさがりスマホ」は、最後に残ったスマホ市場を破壊していくのかもしれません。

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これまで、スマホを避けてきた慎重なこの層の人たち(イノベーター理論でいうところのラガード)は、このまま一足飛びにポストスマホに移行するのかもしれません。

スマホはポストPCとして、キーボードを省き、ネット閲覧に最適化する形で進化してきました。

今、スマホから何を省くか、を考えるうえで、この層のニーズはとても示唆深いです。

プリンタメーカーも頻繁なインクカートリッジ交換を必要としない商品を投入しているように、ビジネスモデルの再構築が進んでいます。



スマホも安易な買い替えモデルが終焉に近づいているのかもしれません。