ツイートに比べて、リツイートって抵抗感なくできてしまいます。
きょうこ (@kyoko3978)さんのツイートに納得したので、引用します。
あ、この人、エロい人だったんだなってのは、リツイートでわかる(真顔— きょうこ (@kyoko3978) 2018年2月21日
確かに、リツイートってその人の性格が色濃く出ますよね。
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Twitterは短文の投稿も許容されているので、もともと投稿のエネルギーが少ないメディアです。
それでも、自分で打つツイートは発信する前に問題がないかいったん吟味しますよね。
それに対して、リツイートや「いいね」は投稿内容に対して賛同を意味するとは限らないので、デマの拡散以外はわりと問題ないことが多いです。
なので、意見の分かれるようなセンシティブな内容も、タッチ一つで安直にリツイートしてしまいがちです。
つまり、吟味されたツイートより、安直なリツイートの方がその人の本音を表現しているのかもしれません。
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このことは実生活にも応用できそうです。
職場などでも、相手の本音はどうなんだろうって思うことはありますよね。
食事やお酒を飲んで本音を聞くというのが定石なんだと思います。
でも、基本は「発言への抵抗感を減らす」ということです。
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「ブレインストーミング」などで「アイディアを否定しない」ことが強調されるのも、発言に必要なエネルギーを軽減するための工夫です。
会議は「発言に必要なエネルギーが大きい」場です。
それは、実際に何かを決定したり、責任が生まれたりするからです。
人が本音が言えるのは、無責任で影響がない場合なのです。
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「カウンセリングマインド」でも「相手の発言を否定しない」ことが強調されます。
これも聞き続けることで、相手が本音を吐露できるようになっていくのでしょう。
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人は人にわかってほしい生き物です。
でも、反対に誤解を恐れる生き物でもあります。
何かを発言することは、理解される可能性もあるし、誤解される可能性もあることです。