ファミコン音源で「歓喜の歌」(ベートーベン交響曲第9番・第4楽章より器楽による主題提示部)Ode to Joy

「歓喜の主題」はベートーベンの交響曲第9番を印象付けるメロディです。






今回はその中でも、チェロ・バスから始まる
器楽による主題提示部をアレンジしました。

特に、孤独なチェロ・バスの独奏から始まり、ビオラ・ファゴットが寄り添いながら、バイオリンへとつながるカノン風変奏が好きで、冷え切った体中に温かい血がめぐっていくような、幸せの静かな広がり感じます。



嵐のような経過部もたくさんの音階が、愛を切望するような気持ちの高揚とその絶頂を感じます。

コラールによる「歓喜の歌」の宗教音楽的な精神性に対して、器楽は世俗的な身体性があるようにも思えます。