自販機がネットワーク化されるとブランド価値が生まれる? ~Coke-ONアプリとIoT

こんにちは。たまたまCMで見かけたのですが、コカ・コーラにcoke-onというアプリがあります。



よくある囲い込みアプリといえばそれまでなんですが、そのコンセプトがIoT社会を反映していて、興味深いのです。

どんなアプリ?

スマホに専用アプリをダウンロードすることで利用できます。



自販機にかざしてからドリンクを購入すると、スタンプがたまります。
15スタンプで一本もらえます。これまでの電子スロット方式よりいいですよね。

コモディティにも差別化の可能性が生まれる


CMに「自販機が馴染みの店のように見えてきた」というセリフがあるのですが、それが可能になったら面白いですね。

ふつう自動販売機というと、画一的でどれも一緒というイメージです。

すでにコモディティとして普及していて、あまりメーカーを意識することもないです。

一番の差別化は、たまにある「100円均一」などの価格です。



このように「社会インフラ」のようになっている自販機に「コカ・コーラ」のブランドを意識させるというのは意欲的な試みです。

さまざまなチャンネルの無線通信によるネットワーク

このアプリが成り立つのには、2つの技術があります。



1つは、スマホをかざす(bluetooth通信)だけでアプリを起動しないでも認証できるようになったことです。

もう1つは、スマホ(NFC:非接触IC通信)で自販機を購入するスタイルが普及してきたことです。

つまり、以前はアプリには「わざわざ起動しないといけない」面倒臭さがあったのですが、今では支払いとシームレスにできるようになっているのです。

財布から会員カードを出すよりも楽なんです。

IoT社会のよって生まれるサービス形態

自販機がインターネットにつながっているからこそ、いろいろな付加的なサービスが増えてくるのです。

IoT社会の実像がだんだん形になってきていますね。財布の中にあるカード類の整理に煩わされることがなくなると嬉しいです。