逆に決まった書類などはうんざりすることがあります。手書きだとおんなじことを何度も書くのはしんどいです。
最近は音声入力も実用的になり、思考をテキスト化する方法は増えてきました。今回は、実際に感じるそれぞれの入力方法の特性・向き不向きを考えたいと思います。
これからは手書きがなくなる?
最近、手書き指向タブレットのenchantMOONで遊んでいることもあり、手書きが楽しいです。(今さらenchantMOONを「脱出ゲーム」として遊ぶ|ぽたきちの独り言日記 )
また、仕事でも業務記録として、電子帳票と手書きのどちらを採用するかで議論があり、手書きとタイピングの違いを考えることがありました。
タイピングの起源は「清書」
手書き・タイピング・音声入力をならべると、それぞれにメリットがあって発展してきたことがわかります。タイピングは、もともとタイプライターの時代から、「清書」が目的でした。逆算すると、手書きのもつ「読みにくさ」を解消する手段として、タイピングはうまれました。
また、初期からタイピング速度を上げる訓練は盛んで、手書き以上に速く美しいドキュメントを作成することができました。
(親指シフトは半年で快適に入力できる|ぽたきちの独り言日記 )
コピペこそが電子データの力
パソコンになり電子データになると、タイプライターと違って、編集(挿入・コピー・貼り付けなど)が容易になりました。そのおかげで文章を推敲しやすくなりました。ただし、電子データは基本的には文字が一列に並んだ形式(ストリーム)なので、行間に入力することなどには不便です。
音声入力は「間違えコスト」が高い
音声入力は、キーボードの代わりに音声でデータ入力をする方法で、さらに速く大量の文字を入力することができます。ただし、一度入力した文章の修正はしにくいです。
別の手作業(キーボードなど)で編集しないと、末尾に追加することしかできません。
したがって、音声入力は言い間違えてるとスムーズでなくなるので、まとまった文章を入力しようとするとまだまだ緊張します。
(音声認識のテキストプラットフォームとしてGoogleドキュメントがよさそうっ!|ぽたきちの独り言日記 )
手書きは疲れる、それがいい
さて、手書きに話をもどします。その最大の欠点は時間がかかり疲れることです。
ただ、このように一文字当たりに労働コストがあるので、自然と無駄な文字を書かなくなる傾向があります。
構造化でわかりやすく
発表のスライドづくりのコツで聞いたことがあるのですが、情報はただ漫然と並べるのではなく、レイアウトや強調で構造化すると、わかりやすくなるのです。手書きノートは、好きな位置に好きなことを書けるので、レイアウト・強調(線を引いたり)が自由にできます。
自然と構造化がしやすい媒体です。
これからのコンピュータ
将来のメディアは、どれか1つに絞るのではなく、それぞれの長所をシームレスに組み合わせることができるといいです。iPad ProやSurface、Galaxy Noteなどにこの流れがあるので、ペン・キーボード・マイク・タッチ、それぞれがOSレベルで有機的に結びつくといいですよね。
(そろそろスマホの次の話をしよう|ぽたきちの独り言日記 )
入力ストリーム窓が、viとかemacs的なんですが・・・
「コンピュータ」を意識しない時代がもうすぐかもしれません。