ストラヴィンスキーの「兵士の物語」より第1曲:「兵士の行進」

 


第一次世界大戦直後のストラヴィンスキーはロシア革命の影響で資産を没収されてしまった。

そこで日銭を稼ぐため、戦争直後の疲弊した状況下でも上演できるような、特異な七重奏の作品を考えた。


低音の刻むマーチの上に、2/4, 3/4, 3/8の変拍子のメロディが自由に繰り広げられ、指揮するのは大変。


自分のヴァイオリンと、未来の相場情報が書かれる「金のなる」本とを交換するという、悪魔の契約をめぐる小さな物語。