(すぐにやめればいいというものでもないけど)。
「無駄な仕事も給料のうち」といいますが、
基本的に「無駄な仕事」を強いることは、組織経営の「罪」です。
この記事では、「無駄な仕事」をすることの問題点を考えます。
時間と価値生産
「無駄な仕事」というのも、いろいろありますが、ここでは
労働者の時間が
付加価値生産に
使われなかった
ということを考えてみます。
たとえば、「穴を掘って、埋める」とか
「いちいちハンコをすべての書類に押す」のような仕事です。
やり直しばかりの職場
なんだかなと思った仕事が、パンフレットや書式を頻繁に変えることになったことです。吟味して計画的に変更すればよいのに、と思いました。
朝令暮改で そのたびごとに全部印刷し直すという、たいへん「無駄な仕事」になりました。
そのような「無駄な仕事」には
当然、お客さんはお金を払ってくれません。
お客さんには何の得にもならない仕事だからです。
もしかすると、効率化のための変更だったのかもしれませんが、効果のあらわれる前に変更を繰り返しては意味がありません。
つまり、付加価値生産がないのです。
せっかく時間を使ったのに、得られるべき「売上」につながりませんでした。
つまり、売上が下がります。
売上につながらない仕事のしわ寄せ
もちろん、売上につながらない仕事が「無駄」ではありません。基本的に人の役に立つ仕事は、きちんとした関係さえあれば、長期的に売り上げにつながります。
そうではなく、ニーズや現場を無視するような仕事、価値を作り上げていない仕事、価値を感じてもらえていない仕事ばかりしていると、結局どこかにしわ寄せが来ます。
だいたい「人件費」の総額は、業態に応じて
売上からの何パーセントと決めていくものなので、
売上が上がらないと人件費に回りません。
もちろん、給料はそう簡単に
売上に応じて変動したりはしませんが、
長期的にみればそういう職場では
ベースアップがなかったり、ボーナスがなかったりと、
結局、給料が低いまま維持されてしまうのです…
無駄な仕事は給料の外🌱
ぜひ、目の前の「無駄な仕事」に敏感になりましょう。