こんな本を読みました。
商店街再生計画 大学とのコラボでよみがえれ!
三浦 展 、 神奈川大学曽我部昌史研究室
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ワクワクするようなイメージプランなのに、今の自分には「しんどい」本でした。
正直な印象は、「サビレタ商店街も、古臭い考えを捨てて、大学の知見と若者のアイディアがあれば魅力的なものにできる」というメッセージに感じてしまう。
「商店街をハード(建物や場、ニーズ)、大学をソフト(ソリューション)として融合する」という二分法には、商店街を「エキゾチズム」として消費するコロニアリズムが潜んでいるように感じてしまう。
対等なコラボではなく、「啓蒙」な傲慢さがある気がして、商店街の苦悩に寄り添ってないように思えてしまう。
魅力的な商店街をなんとかしたい、という心に偽りはないのはわかるのに、どうして自分は違和感を感じてしまうんでしょう。
商店街で生き残るとは、挫折や失敗、少しの前進の泥臭い積み重ねで、大学生の4年間のキラキラしたものとどうしても結びつかない。
卒業したら、どこに行くの?何がしたいの?
商店街より大きな世界を見ているんじゃない?
商店街は足場なの?
うーん、これは受け手である自分の問題なんですよね。
また、少したって前向きに読めるようになるといいな。