いろいろな答えがありそうですが、自分なりに考えを整理するために、今日は『社長の仕事』(2004, TKC全国会創業経営革新支援委員会ら)という本を手に取りました。
管理も経営もmanagement
最近、マネージメントに関する本をいくつか読んで、チームのやる気を喚起したり、目標達成のための方法論を勉強しました。「PDCA」・「報連相」・「見える化」など、これまで見知ってきたいろいろなやり方が、「マネージメント」というコンセプトによって俯瞰してとらえられるようになりました。
自分なりに整理してみますと、ビジネスで成果を上げるためには、3つの土台が必要です。
- ビジネスモデルを明確にとらえること。
- 段階を分け、優先順位の高い行動から実行すること。
- チームのモチベーションを高めること。
多くのリーダーには、これらのことを考えながら仕事をしていきます。
社長はマネージャと何が違う?
さて、となると企業の最終責任者である社長の仕事とは何なのか、という疑問が出てきました。見るべき範囲が広い、という量的な違いにも見えますし、資金繰りや法的な責任といった質的な違いも考えられます。
社長の仕事にも、事業継続のために必要な仕事と事業拡大のための核心となる仕事があるように思います。
トップのエネルギーが何に向かっているのが、組織にとって良い状態なのでしょう。
この本は、税理士・会計士の方々が経営改善のための着眼点を書いたもので、社長のやるべき仕事、社長でしかできない仕事が何かについて書いてあります。
社長でなくとも、社長が社長でしかできない仕事に専念できるような組織をつくっていくという視点は有用だと思います。