最近、「陰謀論」を目にすることが増えた気がする。
どうしてなのかな?
一番の要因は、やっぱりインターネット、とくにSNSの普及かな。
SNSでは、自分の意見に同調する人と一緒に情報を共有できるから、同じような考えを持った人たちが集まりがち(エコーチェンバー現象)。
だから、不確かな情報も、メンバー内で反復していくうちに、信念が強化されちゃう。
とくに、社会に不安が増えると、「明確な答え」にすがりたくなるよね。
(SNS以前は、新興宗教やマルチ商法などの集会・セミナーがそういう役割だったんだろうね)
しかも、近年「ポリティカル・コレクト(政治的に正しい言葉遣い)」が求められる。
これは、一見 よいことなんだけど、「正義」は人の数だけある。
言葉遣いを問題にしすぎると、異なる意見を「入り口」から排斥することになってしまって、やっぱり似たような人で固まる傾向が強まってしまう。
SNSは、異なる意見の人でもつなぐ多様性があるけど、結局 異なる意見とぶつかって傷ついて、自分の殻に閉じこもる、そういう人も可視化されているのかな。
それが多数派ではないと思うけど。
陰謀論を信じる人って、怒りっぽい(易刺激性)と思うし、性格もあるよね。